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精油のチカラ
精油(エッセンシャルオイル)にまつわる、友人夫婦(セラピスト)からの話です。
友人の知り合いの方のお母さまが、重い病気で入院しておられ、お見舞いに行きました。
もう長くはないということで、意識も戻っていない状態とのことでした。
友人はそばに付き添っていた娘さんと話し、オイルを
お母さまの足につけて、しばらく優しくさすってあげたそうです。
そうしてから、友人は病院から帰りました。
すると、後になってその知り合いの方から、驚くようなことを聞きました。
なんと、友人たちが帰ってからしばらくして
意識のなかったお母さまが目を覚ましたのだそうです。
そして、娘と会話も出来たというのです。
これにはその娘さんも、そして友人たち自身も、本当にビックリしたそうです。
そのお母さまは、それからまもなくして亡くなられたそうですが
それまでの間にいろいろ積もる話ができ、心を通わせることができたということで
知り合いの方はとても喜んでおられたとのことでした。
このときに友人は、エッセンシャルオイルってすごいものなんだな…
と実感し、もっと深く勉強してみようと思ったのだそうです。
精油は、幾千年も前から古代のエジプトや中近東で、治療や崇拝などに用いられてきました。
歴史の中で、昔の人々は経験から、精油のもつ素晴らしい働きに注目し、
それを活用していたのです。
しかし、時代を経て、いつしか精油の持つ力は歴史から忘れ去られてゆきました。
そして近代になって再び、それに光があてられるようになってきたのです。
「アロテマテピー」という言葉がはじめて世間に知られるようになったのは、
フランスの科学者ルネ・モーリス・ガット・フォッセ博士が1928年に
精油(エッセンシャルオイル)による治療法で用いてからのことです。
ガット・フォッセ博士は、20世紀に入って精油の力に興味を持ち、
現代の科学者としては最初の、精油の研究者となった人のひとりです。
彼は自らも、精油のすばらしい力を実感するような経験をしています。
1910年7月、ガット・フォッセ博士の実験室は爆発事故を起こし
実験作業中だった博士は、大ヤケドを負ってしまいました。
特に両手は、もろに爆発の炎を受け、ひどい状態になっていました。
そのとき彼は、とっさに側にあった
ラベンダーのエッセンシャルオイルを両手に塗ったのです。
驚くことに、博士のヤケドは重度だったにもかかわらず、
急速に回復し、治癒していきました。
その後、たくさんの科学者たちが、精油について科学的・医学的に研究を続け、
今では精油を使った療法が世界の各地で親しまれるようになっています。
さて、こんなにすばらしいチカラを秘めた精油−エッセンシャルオイル−とは
いったいどういうものなんでしょうか?

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