エッセンシャルオイルの成分
ひとつひとつのエッセンシャルオイルは、百種類以上の植物由来の化学成分からできています。
たとえば、ラベンダー(Lavandula angustifolia)の精油の成分は、
エステル類(酢酸リナリル、ラバンデュラル) ・・・約45%
アルコール類(ゲラニオール、ラバンデュロール、リナロールetc.)・・・約36%
セスキテルペン類(β-カリオフィレン) ・・・約5%
モノテルペン類(リモネン、カンフェンetc.) ・・・約4%
ケトン類(カンファーetc.) ・・・約4%
オキサイド類(1.8-シネオールetc.) ・・・約2%
:
その他
|
|
…となっています。
なんだか難しい化学名がずらっと出てきましたが、こういった成分それぞれの持つ力に加えて、その相互作用によっても、さまざまな働きをします。
科学的に合成された薬品とは違い、天然の純粋なエッセンシャルオイルの効力は、絶妙に配分されている、いろいろな成分の相乗効果(や、相殺効果)により、微妙に調整しながら働きかけます。
精油の薬効性や成分については、日本では今まであまり詳しく取り上げられたことはありませんでしたが、ヨーロッパなどでは昔から民間薬として使用されてきたこともあり、早くから注目されています。
「たとえば、スペイン製オレガノの80%が、フェノールという化学分子構造を持ち、これは抗菌性を持っています。また、クローブの精油に含まれるオイゲノールも、フェノールの一種で、西洋では病院の中で防腐剤兼抗生物質として使われていました。
ですから、精油の成分の中には、薬効の高い自然の医薬品が含まれているのです。」
「イギリスのアロマセラピスト、ダニエール・ライマンは、彼女の著書の中で、精油の薬効について強調しています。彼女は精油を、天然の抗生物質として、バクテリアやウイルスを殺すだけでなく、それ以上の攻撃から身を守れるよう、身体の免疫系を強化する作用があるとしています。」
―「ガンを癒すアロマテラピー」より抜粋
|
エッセンシャルオイルには、このように医薬品に含まれるような強力な成分も数多く含まれています。天然のものとはいえ、使い方を間違えれば副作用や強すぎる反応を引き起こしてしまうことがあります。
ですから、こうした成分についてなどの、正しい知識をもって使用することも大切なことです。
|